【ヴィクトリアマイル2024】衝撃の結末!14番人気テンハッピーローズが大金星をあげる

ヴィクトリアマイル2024

5月12日、東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル(G1)は、誰もが予想だにしない結末を迎えました。優勝したのは、なんと出走馬中最低人気となる14番人気のテンハッピーローズ。この日、鞍上を務めた津村明秀騎手は、デビュー21年目にして待望のG1初勝利を飾り、喜びの涙を流しました。

波乱の展開に興奮のゴール!人気馬撃沈の衝撃結末

レースは、前半600mを33秒8という流れで進行。1番人気のマスクトディーヴァや2番人気のナミュールといった有力馬たちが先団を形成する中、テンハッピーローズは津村騎手の巧みな手綱さばきにより、後方4番手から脚を溜めます。直線に入り、残り400m地点で津村騎手がゴーサインを送ると、テンハッピーローズは見事に反応。一気に加速し、先行していた4番人気のフィアスプライドを外から強烈に差し切りました。ゴールタイムは1分31秒8。まさに鮮やかな差し切り勝ちと言えるでしょう。

2着は最後まで粘ったフィアスプライド、3着はインから懸命に伸びたマスクトディーヴァが入りました。対して、2番人気のナミュールは出遅れが響いたのか、直線でも伸びを欠き、8着に敗れる大失速。予想を大きく覆す波乱の結果となりました。

レース後、インタビューに応じた津村騎手は、「やりましたー!」と大興奮の面持ち。「最高すぎますね。なかなかG1に手が届かなかったんですが、ここまで頑張ってきたことが実ってよかったです。スタートから4コーナーまで思い描いていた以上にうまくいって、あとはどれだけ伸びるか、という感じでした」と、レース展開を振り返ります。さらに、「やっと(G1を)勝ちましたけど、これで終わりじゃなく、さっきの声援をまた浴びたいので、また勝ちたいです。これからも頑張ります」と、今後の活躍にも強い意欲を見せていました。

勝利馬テンハッピーローズは、父エピファネイア、母フェータルローズという血統の6歳牝馬。栗東・高柳大輔厩舎所属で、通算成績は24戦6勝となりました。生産者は社台ファーム、馬主は天白泰司氏です。

この日の払戻金は、単勝20,860円(14番人気)をはじめ、馬連で93,690円(71番人気)、3連単で916,640円(1007番人気)という高配当が並びました。まさに波乱尽くしのレースとなった今回のヴィクトリアマイルは、津村騎手とテンハッピーローズの劇的な勝利で幕を閉じました。

デビュー21年目の騎手に訪れた、感動の勝利

デビュー21年目にしてようやく掴んだG1勝利。津村騎手の喜びもひとしおでしょう。そして、これまで脚光を浴びることの少なかったテンハッピーローズにとっても、文字通り”happyな1日”となったに違いありません。今後、二人がどのような活躍を見せてくれるのか。次戦以降から目が離せません!

競馬ファンを魅了してやまない、予想不可能なドラマ。それこそが、競馬の醍醐味と言えるでしょう。今回のヴィクトリアマイルは、まさにそんな競馬の魅力を余すことなく体現したレースだったと言えます。このサプライズは、長く語り継がれることになりそうです。

新たな伝説の幕開けを告げた、2024年のヴィクトリアマイル。この感動は、きっと多くの人の記憶に刻み込まれることでしょう。そして、この勝利をきっかけに、津村騎手とテンハッピーローズの新たな物語が始まる予感がします。彼らの今後の活躍に、大いに期待が高まります!

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