【ヴィクトリアM予想】”本物”になったナミュールと挑戦する4歳牝馬達

ヴィクトリアマイル2024

ヴィクトリアマイルは出走頭数こそ少ないものの、例年通りの好カードとなった。GI馬は2頭のみだが、昨秋から本物になったナミュールと、レベルの高い4歳牝馬達の対決に注目が集まる。

前哨戦では4歳馬が圧倒

今年のヴィクトリアマイルにつながる牝馬重賞、愛知杯、京都牝馬S、中山牝馬S、阪神牝馬Sは、福島牝馬Sを除いて全て4歳牝馬が勝利を収めている。4歳牡馬に比べ、4歳牝馬の層の厚さとレベルの高さは侮れない。

注目の挑戦者マスクトディーヴァ

阪神牝馬SでGII初勝利を挙げたマスクトディーヴァは、モレイラ騎手とのコンビで注目を集める。昨年の秋華賞では3冠牝馬リバティアイランドに0秒1差の2着。上がり33秒5は最速タイムだった。さらに、デビュー4戦目の「ローズS」1800mでは、後にエリザベス女王杯を制するブレイディヴェーグを2着に下し、1分43秒0のJRAレコードをマーク。中団から一気に先頭に躍り出た1600m通過は1分31秒2と、そのスピード能力の高さを示した。東京のマイルコースは、このマスクトディーヴァにとって好条件といえるだろう。

強敵ナミュールと注目の血統馬達

昨秋から本物になったナミュールが最大の強敵だが、牝馬GIらしく注目の血統馬が多数出走する。ナミュールは伝説のオグリキャップ一族で、3代母は1997年桜花賞馬キョウエイマーチ。ウンブライルの全兄は2018年マイルCS勝ち馬ステルヴィオ。モリアーナの3代母はディープインパクトの母ウインドインハーへアの半妹。スタニングローズは名牝系ローザネイの一族だ。マスクトディーヴァの母マスクオフは、2007年のこのレースをいきなり制したコイウタのいとこにあたる。

他の注目馬と穴馬

ナミュール以外にも、本質がマイラーのモリアーナ、フィアスプライド、ウンブライル、スタニングローズなどが注目を集める。穴馬としては、昨年5着のサウンドビバーチェにも注目したい。

まとめ

GI馬こそ2頭と少ないものの、ヴィクトリアマイルらしい好メンバーが揃った。”本物”になったナミュールが最大の強敵だが、レベルの高い4歳牝馬達の挑戦を払しょくできるかが焦点となる。牝馬GIらしく、注目の血統馬も多数出走。スピード能力に秀でたマスクトディーヴァの走りにも期待がかかる。

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